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その日の仕事を1つの「ゴール」と3つの「MIT」に絞る

日付
2022/05/09
カテゴリー
習慣化・仕組み化
仕事は際限なくある。
しかし、時間は有限。
できれば、頑張りが成果に結びつくことに取り組みたい。
この問題の解決策について、考えてみたいと思います。

やることはたくさんあるけど、達成感が得られない矛盾への対処

自分の担当として持っているタスク、上司から指示されたタスク、顧客や他部門から依頼されたタスクなど、タスクには際限がありません。
一般的に、数多くのタスクを抱えていると、多くの時間をかけることを選択してしまいがちです。
しかし、タスクには「時間の枠いっぱいまで自動的に膨らむ特性」があるため、時間をかけたから終わるのではなく、「時間をかけたから終りが見えない」という結果を招いてしまいます。
多くのことを手がけて実行している、しかし、いつまでも完了しない。
これでは、やることはたくさんあるけど達成感が得られないという矛盾から、いつまでも抜け出すことはできません。

「やること」ではなく、「今日のゴール」から逆算する

パレートの法則、あるいは80対20の法則というものがあります。
これは、経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論です。
経済学の理論ではありますが、その他の多くの事象にも当てはまる法則でもあります。
仕事のタスクについても同様。
その日に到達すべき「今日のゴール」を設定して、そのゴールに結びつくタスク=MIT(Most Important Task)に専念します。
こうすることで、抱えているタスクをすべて行おうとするのではなく、「今日のゴール」による80の成果に向けて、その実現に向けた20のタスクに集中することができます。
20は割合なので、実際のMITの数としては3つくらいに絞るといいでしょう。

「今日のゴール」に結びつかないものは、明日でも構わないとする

その日のスケジュールは、「今日のゴール」に向けた3つの「MIT」から優先して段取りを組みます。
MITから取り組むことで、その日の終わりに未処理のタスクがあったとしても、「今日のゴール」には到達した状況をつくりだす。
そうすれば、頑張っているのに達成感が得られないという矛盾から抜け出せるようになります。
MIT以外の未処理タスクについては、MITを実行したあとの残り時間で行うか、翌日以降に回します。
この考え方でタスクの優先度を決めると、MIT以外のものは案外後回しでも問題ないことが少なくありません。
特に、誰かから引き継いだルーチンワークなどは目的が失われて形骸化したものが多いので、後回しにしつつフェードアウトさせてしまうこともできます。

まとめ

仕事は際限なくある。
だけど、目指すゴールで絞れば、MITは有限となる。
あとは、絞ったMITを淡々と実行していくだけ。
今日のゴールの設定とMITを絞るひと手間だけ朝イチにかけることで、仕事のストレスはグッと減ります。
その日の最重要タスクを1つの「ゴール」と3つの「MIT」に絞る仕事術、今日からでも始めてみませんか?